gakkieのBlog

Archive for the ‘書評’ Category

死神の精度

死神の精度 (文春文庫 (い70-1))
お勧め度:★★★★☆
伊坂幸太郎の小説は初めて読みました。会社の先輩(もうすぐ上司)にいただいた(というか交換した)ので読んでみたんですが、まず、すごく読みやすい。単純な背景で登場人物が少ない短編小説だからかもしれないけれど、読んでいて止まってしまう部分はありませんでした。するする読めちゃう。それでいて、中身もちゃんとある話。
金城武主演で映画化されたみたいですが、映画館に見に行ってもいいかもしれません。小西真奈美も出ていますし。
ちょっと狙いすぎかなと思いましたが、きれいにオチもついていて読後感がすっきりする小説でした。

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地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
お勧め度:★★★★★
久しぶりに書評を書いてみます。
小さい頃から天才に憧れ続けているのですが、そもそも頭がいいってどういうことなのかよくわかっていませんでした。そのモヤモヤを「地頭力」として明確に定義し、鍛える方法を提示しているのがこの本です。
著作中で地頭力とは、

仮説思考力
フレームワーク思考力
抽象化思考力

の3つの要素からなると説明しています。
細かい説明は本を読んでもらうとして、昔からぼんやりと考えてきたことに対して、一つの答えをはっきりと見せてくれたことで、この本を読んで良かったと素直に思えました。そして、頭がよくなるためにはどうすればいいのかということも少し理解できました。これを着実に実践していくだけで(そこが難しいわけですが)、天才に近づけるというわけです。
実はこの本、「Think!」という雑誌に掲載されたコラムから本になったものです。この雑誌もお勧めです。

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右翼と左翼

右翼と左翼 (幻冬舎新書)
お勧め度:★★★★☆
小学校とか中学校とかで学べなかったことに非常に興味があります。思想に関しては、なぜかタブー視されている(?)ので全然わかっていませんでした。というわけで、入門がてら、読んでみました。
そもそも右翼とか左翼という言葉がフランス革命の議会(ベルサイユのばらの時代)から始まったという話から始まるのですが、このあたりの説明が非常にわかりやすい。なので、右左の思想の根底としている考え方を理解できました。フランスから世界に渡り、戦後、戦前の日本におけるその思想がどのような考え方を持っていたのかという流れも非常にわかりやすく勉強になりました。
基本が学べたということで、読んで良かった本です。しかし、今の右と左の考え方が非常に複雑で、私がどっち寄りなのかを判断できなかったので(というか、おそらくある意味右である意味左なんですが・・・)、ちょっと物足りないかなと思いました。
右翼思想と左翼思想についての基本を知りたいという方が入門に読むにはうってつけの本です。

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PLANNING HACKS!

PLANNING HACKS!
お勧め度:★★★★☆
「企画の本」と謳っていますが、実際は「企画」のみならず、作業全般に使えるものが多い仕事tips集でした。tips集とは言え、最終的にはプレゼンをアウトプットの形として、読みやすい流れが作られています。
今の会社にいると、プレゼンを行う機会が少ないためか、ちょっと前に勉強会を開いたときに、我ながら最悪な流れを作ってしまいました。学生のころの方がまだましだった気がします。そこで、この本に乗っ取って次回は基本的なことを踏まえたプレゼンを行おうと思います。
企画の本を読むと思うのですが、10のことを10見せるということが、非常に難しいんだなと感じます。技術をもっと学ばないとならない身ですが、並行して学んでいかなくてはならない分野ですね。

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気まぐれコンセプトクロニクル

気まぐれコンセプト クロニクル
お勧め度:★★★★☆
漫画週刊誌は、スピリッツとモーニングを買っているのですが、スピリッツの中で私がもっとも好きな4コマ漫画です。
広告業界を舞台に、時事ネタを中心にした漫画なのですが、「私をスキーに連れてって」などで有名なホイチョイプロダクションが作っているので、段違いなハズレネタはほとんどありません。これは4コマ漫画じゃ珍しいのではないかと思います。「つるピカハゲ丸」とは違います。
しかし、この本は、並の漫画じゃありません。4コマ漫画のくせに1000ページ近いのです。辞書より重く、そしてシュールな内容が延々と続くので、これを一気に読むということは、「修行」と言わざるをえません。1984年の時事ネタからあるので、ゆっくり1ヶ月くらい書けて読むことをお薦めします。

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企画の教科書

企画の教科書 おちまさとプロデュース
お勧め度:★★★☆☆
このBlogの書評は、アフェリエイト目的ではなく、ただ読んだだけにすると、記憶からすぐに飛ぶので、ほんとにちょっとしたWebログなわけです。BlogはWebログの略なのです。なんて懐かしすぎる表現ですね。と、いいつつお勧め度をつけるのは、ちょっとした下心。
ってわけで、今日は企画の教科書を読みました。
私は新米エンジニアなのですが、回りの人達がどういう仕事をしているかを知っておくのは重要だと思っています。企画屋さんとかCSさんとか。CSについては、学生時代にかなり長くアルバイトをしていたのですが、企画というのはまったく経験がありません。というわけで教科書を読んでみました。
しかし、これは、おちまさとの本なのです。なので、基本を理解するとともに、より良い企画を捻出する方法まで学べてしまいます。付加価値をつけるのはさすがだと思います。ただし、内容はアイデアマラソンとか思考の整理学と同じような感じでした。結局人間はゼロから何かをつくり出すのは苦手なので、種から花を育てるように、アイデアの元を発展させて企画を作ろうということでした。
この本は、多読には向かない構成(注釈が多い)ため、お勧め度を低くしました。

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富江

富江 – The complete comics of Tomie
お勧め度:★★★★★
何度も映画化されています。映画の歴代の富江役は、

菅野美穂
宝生舞
酒井美紀
安藤希

と、ちょっと納得できませんが、漫画の面白さはハンパないです。
お菊さんから、貞子まで、恐い女はホラーの中心にいるのが常ですが、富江もそのルールに乗っ取っています。しかし、富江には一風変わった設定があるのです。異常なほどに美しい女性に見せられた男たちが、富江を殺し、新たな富江が生まれる。そうやってどんどん増殖してしまうのです。
伊藤潤二の漫画を読むといつもそうなのですが、ホラーなのにシュールさを追い求めすぎたような内容になっており、にもかかわらず、気づいたら必ずはまってしまっています。同じことを感じる人が多いからか、映画化が非常に多いのも特徴です。しかし、映画が成功した例を私は知りません。少なくとも私が見た映画はB級にもなれてませんでした。漫画でないともったいない作品ばかりなのです。
Yahoo!コミックでも読めるので読んでみてください。

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